ホールディングス化の意義

こんにちは 大阪 梅田徒歩3分

税理士法人M&Tの里です。

1つの会社で複数の事業を行っているケースは多いと思います。

そんな場合、各事業ごとの収益がわかるように、部門別会計を採用している

ケースが多いと思うのですが…

 

・複数の事業に共通する経費を各事業に適正に配分できていない

・損益計算書だけ部門管理しているので事業ごとの貸借対照表がない

などが原因で、事業ごとの正確な損益が不明確になっていたり、投資効率など

貸借対照表分析ができなくなっていたり、というケースが多々あります。

そんな問題を解決するためには、更に細かく数字を追っていく方法もありますが、

事業ごとに会社分けてしまうという方法もあります。

要するに、a事業、b事業、c事業を単体の会社で行っているのを

下記のように、それぞれの事業を切り離して3つの別会社として各事業を行っていく

という方法です。そしてこれら複数の企業群をグループとして統制していくために

グループの核となる親会社(ホールディングスカンパニー)を設けます。

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株式会社●●ホールディンスグという社名をよく耳にすると思いますが、まさにこの形態です。

ホールディングス化は事業ごとの数字を明確にするだけでなく、ヒト・モノ・カネなど

の経営資源を最適に配置し、経営をしやすい環境を作ることが出来ます。

「ホールディングス」という言葉聞くと、どうしても大企業をイメージしてしまいがちですが、

そんなことはありません。近年、中小企業でも会社をホールディングス化させて効率の良い

経営を行っていこうとする会社が増えてきていますし当社のお客様でも採用されている会社

はあります。

ホールディングス化によって財務状況が明確になるだけでなく、企業の状況によって

色々な効果が期待できます。下記にその一部をまとめてみました。

・独立採算で数字が明確になったことにより従業員に責任感が生まれる

・事業管理者の役職が「事業部長」から「子会社の社長」へと変化する

   ことで、管理職の責任感が増大する

・事業ごとの収益が明確になるので、業績に応じた処遇を実現できる

・評価制度・就業規則等に各事業の特異性を反映できる

・直接事業に関係のない資産は親会社が保有し、資産の管理を適正に行える。

・業務停止や企業イメージの悪化という社会的リスクを分散できる

もちろんメリットばかりではありませんし、デメリットもあります。

検討する場合は事前に想定されるメリットデメリットを洗い出し、

その中で優先順位をつけて判断することが大切です。

また、法律も法務・労務・会社法・税務等多岐に及んで関係してきますので、

ご検討される際は必ず専門家と一緒に進めてくださいね。

経営手段の1つとして中小企業でも採用されているホールディングスングス化、

『自社でも採用できるのか?』『自社で採用した場合どうなるのか?』など

気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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