還付申告書の提出可能期間

 顧問先の方に、「所得税の還付って5年前の分まで受けられるって聞いたのですが、前年の医療費が10万円以上あるのだけれども還付してもらえますか?」と尋ねられたことがあります。この方は給与所得者で前年分の還付でしたので、還付申告をすれば還付を受けられますよとお答えしましたが、5年前とはいつから5年前なのでしょうか。
 所得税の申告期限は翌年の3月15日ですが、還付の場合、国税通則法によりますと還付金等に係る国に対する請求権は、その請求をすることができる日から5年間行使しないことによって、時効により消滅するとなっていますので、5年間は還付申告をすることができます。
所得税の場合、事業をしている人など申告する義務がある人と給与所得者など申告する義務がない人があり、申告義務がある場合と申告義務がない場合でその請求をできる日が違っています。
申告義務がある場合はその年の翌年2月16日から5年間、申告義務がない場合はその年の翌年1月1日から5年間となります。
 還付申告をする日がいつなのかによって、請求できる年分が変わりますので気をつけないといけませんね。
 なお、還付申告は5年間できますが、既にその年分の申告をしている場合は更正の請求をすることになり、更正の請求の場合は法定申告期限から1年で時効になります。


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